滋賀県木材協会

平成27年度 地域材利用の木材関係者等への支援対策事業

滋賀県木材協会(県産木材活用推進協議会事務局)

実施概要

実施団体の説明
滋賀県木材協会が事務局となっている県産木材活用推進協議会は、県内で生産される木材の有効活用のため、流通の促進と需要拡大のための普及啓発と、県産木材の需要拡大のための事業を実施することにより木材の良さを実証し、木材の地産地消の推進を通じて森林の再生、循環に寄与することを目的に平成16年に設立された団体である。

構成員は、滋賀県森林組合連合会、社団法人滋賀県建設業協会、社団法人滋賀県建築士会、財団法人滋賀県建築住宅センター、滋賀県建築組合、滋賀県木材協会の6団体。
 
協議会が取り組んでいる主な事業としては、県産材(びわ湖材)の需要拡大を目的とした工務店への助成事業である「木の香る淡海の家推進事業」、県産材であることを証明する「びわ湖材産地証明事業」、また、研修会・講習会の開催事業などである。
 
 
事業の目的
地域の工務店は大手ハウスメーカーが県下各地で展開する住宅展示場のように、不特定多数の消費者に自社の技術やノウハウ、サービスについて広く宣伝する機会を持つことは極めて少ないのが現状。

そこで、木の香る淡海の家推進事業を手掛ける県産木材活用推進協議会(事務局:滋賀県木材協会)が中心となって、地域工務店と木造住宅に関心のある消費者を繋ぐ場を設けることで、県産材を活用した木造住宅の受注に向けた商談に結びつけることを目的に、「滋賀の木・元気な家づくりプラザ」を開設する。あわせて、プラザを訪問した消費者が木の良さに触れ、木造の優れた面を体感できる広場も提供する。
 
事業内容
 
滋賀県近江八幡市にあるイオン近江八幡ショッピングセンター2番街3階にある催場を借り受け、平成28年7月9日から10月31日まで「滋賀の木・元気な家づくりプラザ」を開催した。10月1日に開催された県主催の「山を活かす、山を守る、山に暮らす交流会2016」にも家づくりプラザのサテライトブースを出展し、県産木材の活用と木造住宅の促進をPRした。
また、7月23日、24日、京都市で開催された「木と住まいの大博覧会」に滋賀県ブースを出展し、滋賀県の木造住宅関連事業の紹介とびわ湖材の普及を行った。
 
①滋賀の木・元気な家づくりプラザ開設
・来場者実績
期間中の来場者は、大人4,975人、子ども4,586人 
合計来場者 9,561人であった。
 
・宣伝広報
事前告知用のポスター(100枚)、チラシ(1,000部)を作成し、行政関係、関係団体等に配布するとともに、当協会ホームページにも掲載した。
住宅相談会ならびに木のワークショップの開催計画を掲載したチラシ(1000部)を作成し、プラザ来場者に案内した。
また、一般消費者にプラザ開設を一層PRするため、近隣市町を含めて新聞折込広告(112,000枚)を打った。
  
・木造住宅木組みキットの製作・展示
開催期間中、家づくりプラザ会場に、在来軸組工法による木組みキット、ならびにプレカット金物工法による木組みキットを展示し、来場者に木造住宅の良さをPRした。
 
在来軸組工法キット
プレカット金物工法
 
・住宅相談会の開催
開催期間中の土・日、祝祭日に住宅相談会を20回実施した。
協力工務店は、16社(延べ29社)であった。
木造住宅を検討されている一般消費者からの相談件数は34件45人の実績であった。
 
(7月31日)
(7月31日)
(9月4日)
(9月4日)
 
・木づかい体感広場と木のワークショップの開催
一般消費者に、木の持つ温もりや安らぎを体感していただき、木造住宅への関心と興味を高めるため、プラザ内に木づかい体感広場を整備した。また、幼児や小学校低学年期のお子さんたちを中心に、木に対する感性を高めてもらう取り組みとして、木のワークショップを開催期間中の土日に10回開催し、毎回定員100名で実施したところ、全て定員に達する好評であった(参加者 1,000名)。
 
(体感広場 7月9日)
(体感広場 7月17日)
(木のワークショップ 8月7日)
(木のワークショップ 10月23日)
 
・「山を活かす、山を守る、山に暮らす交流会2016」サテライトブース
10月1日に開催された県主催の「山を活かす、山を守る、山に暮らす交流会2016」にも家づくりプラザのサテライトブースを出展し、県産木材の活用と木造住宅の促進をPRした。
 
 
・木づかい図鑑の製作
樹と木材に対する興味を一層喚起するため、樹木の性質と木材の用途を解説したパンフレット「木づかい図鑑」を250部製作し、プラザ来場者に配布するとともに、環境学習に熱心で緑の少年団を持つ小学校10校に20部を配布した。
 
②住宅展示会への出展・展示
7月23日、24日、京都市で開催された「木と住まいの大博覧会」に滋賀県ブースを出展し、滋賀県の木造住宅関連事業の紹介とびわ湖材の普及を行った。
 
 

事業実施により得られた効果

家づくりプラザ開催期間中の来場者は9,561人を数え、大変多くの一般消費者の方々に、低コストであることや優れた環境性能を持つこと、また、健康面にも良い影響を与えることなど、木造住宅の持つメリットを伝えることができた。特に住宅相談会では、工務店16社と45人の消費者を繋ぐことができた。
工務店側からは、普段の営業とは異なる全く新しい試みの中で、消費者が持っている木造住宅に対する関心の的を汲み取ることができたことは大変貴重な体験であり、大手ハウスメーカーに対抗するうえで今後の営業活動にも大変参考になったとの感想をいただいている。
また、来場者にはアンケートの記入をお願いし、1,582枚の回答を得たが、その大半が「木の香りに癒される」、「もっと身近に木のある生活がしたい」、「子どもを安全に遊ばせることができる」など、木材に対する肯定的な回答であり、木造住宅に関しても「やっぱり木の家はいい」、「次に家を建てるときは木造にしたい」などの回答が寄せられており、家づくりプラザ開設の目的を十分達することができた。
 

今後の課題と次年度以降の計画

住宅相談会が工務店、消費者ともに大変好評であったことから、引き続き相談会を計画しようと考えているが、消費者がたまたま訪れるというのではなく、相談会を目的に来場いただけるような広報の仕方や相談会の持ち方を検討し、より多くの消費者と工務店がつながるよう工夫していきたい。あわせて、木の持つ良さを一般消費者に広く普及していく取り組みを継続していきたい。