「奈良の木」マーケティング協議会

平成27年度 地域材利用の木材関係者等への支援対策事業

「奈良の木」マーケティング協議会

実施概要

1.製品カタログの作成
目的: 県内外の工務店、設計士・建築デザイナー向けに県産材の製品や「奈良の木」の良さ、乾燥方法などを紹介するカタログを作成
特徴: 部材毎にカラー写真・部材詳細入りでわかりやすく、専門事業者様に「奈良の木」をアピールできる機会となった。 
                            

奈良の木の特徴を分かりやすく伝える工夫

奈良の木の”安心”と”信頼”をアピール


奈良の木を使用した実例から特徴を紹介


部材の種類別に掲載
 
2.販路拡大・商談会開催
目的: 商談会等を通して事業者に対し、「奈良の木」のPRをすることで「奈良の木」の販売促進、また利用拡大に繋げ、また雑誌掲載等で「奈良の木」の魅力を広く知っていただく機会にする。
 
①商談会の開催
開催日:平成28年9月30日(金)  開催場所:㈱高岡木材市場(富山県射水市赤井188)
実施内容:
 
商談会来場者90名。「奈良の木」のコーナーの展示
奈良県銘木協同組合、吉野製材工業協同組合それぞれ商談の場を工夫して設営。
 
 
②雑誌・ホームページに掲載
○雑誌掲載 実施日: 平成28年10月25日発行:奈良タウン情報誌ぱーぷる11月号
     配布場所: 奈良市全域、発行部数約10,000部以上
 
←2ページ見開きで掲載

 
 
○HP掲載
当協議会ホームページと連動するコンテンツを、一日2000件以上の閲覧があるホームページで紹介することで、具体的に家作りを計画、検討されていないエンドユーザーに対しても「奈良の木住宅」や「奈良の木」のPRすることができた。
奈良住まいと暮らしナビ(左)
  http://www.nara-sumai.com/
デジタルぱーぷる(右)
  http://www.digi-pa.com/
 
3.県内林業地見学ツアー
目的: 県外大手建設会社の設計担当責任者や木族ネットワークの方々を対象に、奈良県産材を利用した建物や木材の伐採、製造現場で、実際の「木」に触れていただくことで、「奈良」と「奈良の木」をPRする。
実施日: 平成28年10月14・15日  参加者:約30名
ツアー行程: ①奈良県五條市体育館の見学(奈良県産材を使用し建物)
②五条新町を見学(江戸時代からの町並み)
③奈良県吉野郡川上村内で樹齢120年物の立木伐採、樹齢200年以上の森林を見学
④吉野町で製材・木材加工場見学
⑤奈良県銘木協同組合(原木市場)での優良奈良県産材を見学

 奈良の木をふんだんに使用した体育館を見学することで、非住宅や中大規模住宅での奈良県産材の活用事例を知ることができ、また森林伐採現場や製材・加工工場等を見学することで、「奈良の木」の魅力や「奈良の木」製品の良さを体感し、「奈良の木」ブランドに対する関心を高めることができた。
 
左上 五條総合体育館 中上 体育館の天井 右上 伐採現場
左下 ㈱吉野中央木材 中下 ㈱櫻井 右下 奈良県銘木協同組合(原木市場)
 
4.木育遊具作成
目的: 「奈良の木」で製作にた遊具を使って、「奈良の木」に直接触れていただき、多くのエンドユーザーに対しPRをすることで、「奈良の木」の販路拡大、また利用拡大に繋げる
実施日: 平成28年10月15日・16日  設置場所:「奈良の木づかいフェスタ」イベント会場内
来場者: 約6,000名
 
 
5.講習会の開催
目的: より身近な「健康的な住まい」という観点から木材の役割を知っていただく。
イベント名: 健康的な住まいの講習会
実施日: 平成28年10月24日(月)  設置場所:橿原観光ホテル
開催内容: 「子供のアレルギーや風邪、お年寄りの熱中症、ヒートショックに有効な健康住宅と木材が果たす役割」をテーマに外部の講師による講習会。
講師: (一社)健康省エネ住宅を推進する国民会議 理事長 上原 裕之 氏
参加者: 約50名
 
 

事業実施により得られた効果


 カタログの作成により、奈良県産材をアピールすると共に建築デザイナー・工務店等が木造建築物(住宅等)を建てる際、「リビング」「和室」「キッチン」等に分割し、どうのような木をどうのように使用するか、わかるよう作成した。これにより、木材使用を躊躇していた工務店や建築士等が安心して木材利用を積極的に取り入れる機会となった。また、木目・強度等を紹介すること、県産材をより一層利用する契機となった。
 また、販路拡大・商談会については、農漁業の全国的な生産地において今後、新築やリニューアルを期待できることから今回は富山県射水市にて奈良県産材のPRを実施した。結果、奈良県産材ブランドに対して予想以上に反応が見られた。
 県内林業地の見学ツアーにおいては、東京から大手建設会社の設計や木族ネットワーク等より約30名の参加をいただき、吉野の木に対する育て方や手間をかけて育てている他県には無い優良木がたくさんあることに対し感銘していただいた。結果、参加者からの受注へとつなぐことができました。
 木育遊具において子供たちが、木に触れ親しんでいただくため、木製アスレチックや木の玉プールを作成し、10月の木づかい月間に橿原イオンにて展示することで来場者に利用していただいた。子供たち素足で非常に長い滞在時間遊ぶ光景が見ることができ、将来のエンドユーザー候補にあたる子供たちに木に触れることで、住宅等を考える時に少しでも木造への考えを持っていただくことが期待できる。
 講演会では、健康志向の現在、木造住宅が健康にどのように寄与するかをテーマに「健康的な住まいの講習会 テーマ『子供のアレルギーや風邪、お年寄りの熱中症。ヒートショックに有効な健康住宅と木材が果たす役割』を講演していただき、約50名の参加があった。特に無垢材の使用が子供の病気を少なくする実験等に対参加者の反応も大きく、質問も多く出てきた。
 

今後の課題と次年度以降の計画

 今回の事業成果をふまえ、大手建設会社に対する「林業地見学ツアー」の開催、健康志向時代への木材利用PRおよび展示即売会等効果が期待でき、かつ奈良県産材の継続的な利用拡大を進めていくことで県内木材産業の発展に寄与していく。