公益財団法人島根県西部山村振興財団

平成28年度 工務店等と林業・木材加工業の連携による住宅づくり等への支援事業

公益財団法人島根県西部山村振興財団

実施概要

A 木材生産/搬出モデルの形成
 製材や製材された板材の製作を可能にするための選別手法の確立と、その実行を担う宇川木材が管理樹木の伐採、搬出を行った。
現地 現地調査
土場つくり 伐採
集材 検品


B 製材・乾燥技術の構築 効率的な製材方法の検討・構築、人工乾燥を行った。
製材打合せ 製材
金城町保管土場 保管状況
燻煙庫搬入 人工乾燥
乾燥試験(重量測定) 試験片カット


C 加工・普及/製品化モデルの開発と取組の普及啓発、広報ツール開発、設計試作・原価管理等を構築するためのコンサルティングを受け、webサイト、パンフレットを制作した。

三者協定調印式


試作品の加工

   展示会 しまねWOODフェア(松江)

 

地域おこし協力隊員



 
展示会 東京おもちゃ美術館  
試作品仮パンフレット 事業説明パネル


D 事務関係/連携協定グループ間の連絡調整、広報活動、報告書作成を行った。
事業ロゴ
 

事業実施により得られた効果

①地域の広葉樹を伐採、製材、乾燥、製品として利用できる枠組が構築できた。
②地域の広葉樹を用材として使用した製品製作が可能であることを実証した。
③生活者及び林業関係者への普及・啓発活動ができた。
④国産木材の活用により森林整備へ寄与することができた。
 

今後の課題と次年度以降の計画

①傷みやすい「夏伐材」の管理方法の確立(伐採から乾燥、加工まで)
②適切かつ効率的な乾燥技術の蓄積、応用(燻煙処理効果の精査等)
③市場の要請に対応し、ビジネスに展開できる人材の育成(木工技術、商品企画、営業)
④各作業現場の環境整備。
⑤経営基盤の確立。

次年度以降の計画
①持続可能な事業展開のための人材確保を図る。
②ソーシャルビジネスへ展開させる人材育成事業の検討、準備・実施。
③上記課題の克服。