一般社団法人奈良匠の会

平成29年度 工務店等と林業・木材加工業の連携による住宅づくり等への支援事業

一般社団法人 奈良匠の会

実施概要

・実施団体: 一般社団法人 奈良匠の会は、「1 住宅に係る研究と実施を通じ、会員相互の連携を取り、会員企業の事業発展と、奈良の木を通した地域全体の活性化及び発展を目的とした活動を行う」「2 本会会員が一体となり、販売・広報・情報交換・イベント等を行うことにより、奈良の木の販売促進及び奈良県地域に密着した活動をする。」を主たる事業として、奈良県内の住宅会社、素材・製材・流通・設計会社を含めた、会員33名で構成された団体である。
 
・事業の目的: 当会が実施する事業の目的は、消費者に「奈良の木のブランド力」をPRし、「奈良の木」の住宅分野における需要拡大をねらうことである。さらに、需要拡大とあわせて、供給する側の素材・製材・加工・流通・設計・住宅会社各社が団結、協力し、供給力を促進するねらいもある。
 
事業内容、事業結果
①事業『奈良の木を使った家づくり 合同PRイベント』
 大型ショッピングモールに、奈良の木を用いた構造躯体、奈良の木を使った新築・リフォームの施工事例の紹介ブース、奈良の木のおもちゃ(積み木、木のプール)コーナーを設置し、相談会をあわせて行い、奈良の木の普及、PRを行った。
・日にち: 平成年11月23日(木)~26(日)(奈良県橿原市「イオンモール橿原」)
・対象: 一般顧客(新築・リフォーム検討中の世帯)
・参加人数: アンケート集計約196名(※来場者は1000人超) 
・イベント内容: 「奈良の木」を使った新築・リフォームの施工事例の展示等を行い、奈良の木をPRした。
・宣伝告知: 新聞広告、ホームページ、SNS(Facebook)等

(イベントの様子)
 
②事業『WEB・住宅雑誌を利用した、奈良の木普及宣伝活動』
 住宅の新築・リフォームを検討中の顧客をターゲットに、WEB及び雑誌媒体に「奈良の木」活用を訴求する記事を掲載し、奈良の木普及啓発活動を行った。
・日にち: ①平成29年9月20日(水)
②平成29年12月20日(水)
・対象: 一般顧客(新築・リフォーム検討中の世帯)
・内容: ①②奈良の木、奈良の木を使った住宅を訴求できる住宅雑誌にて、PR活動を行った(10,000部発行)。
②WEB等で奈良の木をPRするページを製作した。
・宣伝告知: 書店、ホームページ、SNS(Facebook)等
 
③事業『奈良の木伐採ツアー』
 奈良の木の植林状況の視察、研修、さらに木材乾燥工場を見学できる消費者参加型のツアーを企画し、奈良の林業の歴史、地域資源の重要性を訴えた。
・日にち: 平成29年10月22日(日)(奈良県吉野郡川上村~大淀町木材乾燥工場)
・対象: 一般顧客(新築・リフォーム検討中の世帯)及び住宅関係者
・参加人数: 23名(大人21名、子供2名)
・内容: 林業指導員による森林散策、木材加工メーカー協力による木材乾燥工場の見学を行った。 
・宣伝告知: チラシ、ホームページ、SNS(Facebook)等
 
(写真左:林業指導員による勉強会 写真右:木材乾燥工場)
 
④事業『奈良の木の研修会、技術指導』
 地元工務店、メーカーが、奈良の木を普及するために必要な技術的知見、マーケティング知見を養うために、講師を招き、奈良の木を活用した家づくりのマーケティング・ブランディング手法を学んだ。
・日にち: 平成30年1月9日(火)19時~21時(大和郡山市民交流会館)
・対象: 奈良の木をあまり利用していない工務店、設計事務所、製材会社、流通会社その他関係者
・参加人数: 36名
・内容: 講師を招いて「地域材を活用した家づくりのマーケティング・ブランディング」についてのセミナーを開催した。
・宣伝告知: 直接声掛け、ホームページ、SNS(Facebook)等
 
 
⑤事業『楽しく学ぶ 奈良の木育事業』
 小学生、幼稚園児を対象に、奈良の木の文化、歴史を学んでもらう出張講座を開催した。奈良の木に触れ、身近に感じてもらい将来を見据えた奈良の木の普及宣伝活動に取り組んだ。
・日にち: ①平成30年1月18日(木)14時~15時(奈良市・六条小学校)
②平成30年1月12日(木)10時~11時(奈良市・育英幼稚園)
・対象: ①②在校生(幼稚園児~小学生)、保護者、教職員
・参加人数: ①約200名、②45名
・イベント内容: ①では木材加工会社社長が講師となり、奈良の木の特徴・歴史・文化を伝える座学と、ワークショップ(奈良県産杉のコースターづくり体験)を開催した。
②では、木材生産・木材加工会社の協力により奈良の木(ヒノキ)で作った積み木を製作し、奈良の木にふれる体験をしてもらう機会を提供した。
・宣伝告知: 特になし
 
(①座学、及び全体の様子) (②奈良の木積み木体験)

       
 

事業実施により得られた効果

事業『奈良の木を使った家づくり 合同PRイベント』
構造模型、木のおもちゃを通じて、多数の一般顧客に奈良の木の良さを訴求することが出来た。
また、奈良の木を用いた家づくりの具体的な相談・見積依頼を受けることが出来た(アンケート196件獲得)。
事業『WEB・住宅雑誌を利用した、奈良の木普及宣伝活動』
奈良の木、及び奈良の木を使った住宅を、家づくりを検討する10,000世帯以上にPRすることが出来た。
事業『奈良の木伐採ツアー』
23名の消費者他に、森林の現状及び、加工プロセスの流れ、奈良の木の品質について、理解を深めて頂くことが出来た。
事業『奈良の木の研修会、技術指導』
参加した、工務店、木材問屋、製材業者、協力会社に対し、地域材を活用した家づくりのブランディング手法を伝えることが出来た。
事業『楽しく学ぶ 奈良の木育事業』
子どもたち、保護者、教職員に、奈良の木の特徴、奈良の木の文化、歴史を伝えることが出来、奈良の木の利用をPRすることが出来た。また、新聞、テレビ等で、今回の「奈良の木の木育事業」が取り上げられ、当学校以外にも反響を呼ぶことが出来た。
 

今後の課題と次年度以降の計画

(1)今後の課題
  • 「奈良の木」利用を促進するための、工務店等と林業・木材加工業の連携を一層強化していく必要がある。
  • 「奈良の木」のブランド価値をエンドユーザーに訴求し、定着させるために、広報・PR活動を注力する必要がある。
  • 「奈良の木」を他府県へもアプローチ出来ないか、検討すべきである。
(2)次年度以降の計画
  • 事業①「奈良の木」の広報イベント(継続)
  • 事業②「奈良の木」のWEB、雑誌の活用(継続)
  • 事業③~⑤「奈良の木」の知見を深めるセミナー・勉強会・イベントを実施(今年度効果を検証した上で、必要な事業を実施)※特に⑤「木育」を展開出来ないか検討。