住宅 関東甲信越

平成26年度 木造住宅等地域材利用拡大事業

一般社団法人 東京都木材団体連合会

その他の記録写真はこちら

実施概要

木造仮設建築物の設置・木製家具の配置を通じて、木材利用の可能性を拡大した。

「建築物概要」
  • 建築面積73.44㎡(延床面積62.10㎡)
  • 高さ 4.8m
  • 屋根 ガルバリウム鋼板
  • 外装 杉羽目板・ガルバリウム鋼板
  • 建具 木製サッシ
「木製家具」
  • 間伐材を利用したローテーブル
  • 杉ルーバー付きのソファー
  • 杉で構成する床付き家具

得られた効果

木材業界をはじめ、建築関係者にも大きな関心がもたれ、多くの見学者が来訪している「木材会館」に隣接した公開空地において、街の様々な場所で展開できる地域木材を用いた仮設の展示用プロトタイプを設置することで、住宅市場だけに捉われない、新たな木材需要を生み出している。
さらに、内部には、地域木材を用いたスギルーバー付きの「木の家具」を設置することにより、木の質感、温もり、香りに包まれた「癒し」と「人の繋がり」を内部空間に与えることが出来ている。

今後の課題

更に多くの関係者をはじめとする「幅広い都民」の方々に、地域木材を用いた今回のプロトタイプを「見て」「触れて」頂くことにより、木材利用の可能性を浸透させ、ユーザー側が「このような仕様で」といった具体的な使用者の意向を反映した地域木材利用の対応が必要不可欠である。

記録写真

特徴
木質化のプロトタイプ

短期間に簡単に建てることができる「木のパビリオン」と、どこにでも置ける「木のパブリックファニチャー」の組み合わせにより、より多くの場所を「木質化」し、様々な場所に木の温もりを感じることができる「木の街」の実現を具体化した。

木のパビリオン

短期間で組立が可能なユニット式の木造建築を実現し。組立と解体を考慮した移築可能な構造物とすることで、様々なニーズへの適応が可能であることを提示した。

木のパブリックファニチャー

木製の大きな家具を設置することで、公共施設や医療施設等に、より魅力的な場を生み出す効果を実感できるようにした。