徳島県木材協同組合連合会

平成27年度 地域材利用の木材関係者等への支援対策事業

徳島県木材協同組合連合会

実施概要

実施団体の説明
平成28年3月に設立した「とくしま木づかい県民会議」の事務局として、県や市町村と連携して、林業・木材産業から建築、家具・建具、子育て、教育、商工団体まで「県民総ぐるみ」で木材利用を推進する体制を構築した。
 
とくしま木づかい県民会議【正会員】
 
合計:112団体
 
事業の目的
徳島県では、全国初となる「徳島県県産材利用促進条例」を平成25年4月から施行して県産材利用促進に関する施策を総合的かつ計画的に実施している。
また県では、平成27年度から「新次元林業プロジェクト」を展開しており、県産材の生産・消費量、現在28万m3を10年後に60m3まで倍増する戦略目標を掲げている。これに対応して県産材需要拡大を総合的に展開するために、「とくしま木材利用指針」を改訂するとともに、県民総ぐるみで木材利用を推進する母体である「とくしま木づかい県民会議」を平成28年3月に設立した。徳島県木材協同組合連合会は、この県民会議の事務局を務め、県や市町村と連携して林業・木材産業から建築、家具・建具、子育て、教育、商工団体まで「県民総ぐるみ」で木材利用を推進する体制を構築し、ウッドファースト社会の実現を目指す。
 
事業内容、事業結果
① 地域材利用の核となる常設展示(とくしま木づかいプラザ)の開催
集客力が高い徳島駅ビルの一角を活用し、徳島すぎを展示・PR する木質内装スペースを整備した。県産材を中心とした新製品の展示も併せて行い、集客効果の増加と情報発信を行った。それ以外の常設機能としては、「徳島すぎの家」を普及する住宅無料相談会を 行った。なお、特設機能として木のおもちゃで遊べる木育広場を併設。小さいお子さんから中高生まで人気のコーナーであった。
 
会  場:徳島市寺島本町西1-61徳島駅クレメントプラザ4F
対  象:木造住宅に興味のある一般の方
開催日時および来場者数:
H28.5.22(日) 6 人の木の家設計家コレクション(住宅無料相談会)46人
H28.7.24(日) 6 人の木の家設計家コレクション(   〃   )53人
H28.9.25(日) 6 人の木の家設計家コレクション(   〃   )120人
H28.4.1(金)~10.31(月) 木づかいプラザ&木育広場 3,124人
   
 
② 徳島すぎA材を活用した魅力ある住宅部材の開発・普及
戦後植林された県内の森林資源は大径化しているが、これら大径材の需要が低迷しているのが現状である。今後、これらの需要を拡大するためには、徳島すぎA材を活用する魅力ある住宅部材の開発とそれらの魅力を多くの人に知ってもらう事が重要である。そこで、県内木材産業者を対象に、徳島すぎA材を活用した内装材、外構材、家具・建具など付加価値の高い住宅部材の開発を公募したところ、7件の申込みがあり以下のような商品の開発を行った。
 
対  象:徳島県木材協同組合連合会員、徳島すぎの家づくり協力店、徳島県木材認証機構登録機関
募集期間:H28.7.29(金)~8.17(水)
特  徴:
ⅰスギ上小節材を使ったシステムキッチン
県産住宅と統一感を持たせた顧客の要望に出来る限り応えられる自由設計で対応可能
ⅱスギ集成材使用の高機能ユニット家具
徳島すぎを使ったタフバン・三層ボードの集成材を材料とし、購入者自らが組み立て可能な家具。
ⅲスギ柾目材使用可変ローボード
 徳島すぎの柾目材を使い、無垢材を使った従来の製品には無い幅が可変するローボード。
ⅳ神山スギの組立シェルフ
割柱や鴨居など造作材の産地である神山スギとデザイン性の高い組立シェルフ。
ⅴ天然乾燥スギ使用の抗菌内装材
 徳島すぎ赤身材にヒバオイルを塗布することで、より高い消臭・抗菌性能が期待出来る内装材。
ⅵスギ赤身材を使用したデッキ材の開発
徳島すぎの赤身部分のみを使用した水に強く腐りにくいデッキ材。
ⅶスギ柾目材を使った建具(無双窓等)開発
徳島すぎの源平柾材を使った貫工法により組立・解体・再組立が能な解放感のある間仕切り。
 
受付No. 申請日 申請者名等 内   容
H28.8.5 徳島すぎの家づくり
協力店第14号
 
㈱山田工務店
スギ上小節材を使ったシステムキッチン
H28.8.10 徳木機構第20号
 
㈲平井製材所
スギ集成材使用の高機能ユニット家具
H28.8.16 県木連正会員
 
(協)スーパー
ウッディシステム
スギ柾目材使用可変ローボード
H28.8.17 徳木機構第195号
 
㈲金泉製材
神山スギの組立シェルフ
H28.8.17 徳木機構第21号
 
㈲中野製材所
天然乾燥スギ使用の抗菌内装材
H28.8.17 徳木機構第240号
 
ウッドファースト㈱
徳島製材工場
スギ赤身材を使用したデッキ材の開発
H28.8.17 県木連正会員
 
TSウッドハウス(協)
スギ柾目材を使った建具(無双窓等)開発
 
事業実施により得られた効果
① 地域材利用の核となる常設展示(とくしま木づかいプラザ)の開催
当初の目標であった年間利用者3,000人を達成し、県産材を使用した木造住宅や新しい商品の普及活動が行えた。特に消費者を対象とした住宅無料相談会は、県産材や県産材を使った住宅に興味を持つ人が多く、来会者の中で3組程は県産材を使った新築やリフォームの話が現在進行している。
 
② 徳島すぎA材を活用した魅力ある住宅部材の開発・普及
7件の魅力ある住宅部材を開発し、県産材製品のバリエーションが広がったことで、これまでとは違った層の消費者に興味を持たせ、取り込んでいくことが可能となった。
  
今後の課題と次年度以降の計画
今回で補助事業による常設展示場の運営を終了することから、移設なども含めた展示場の維持継続が課題となる。平成29年3月を目途に候補地の選定、もしくは展示場の休止も含めた事業計画で進めていく。また、開発した住宅部材は関連するイベントなどで普及する機会を出来るだけ設けていきたい。