株式会社古川ちいきの総合研究所

令和3年度 顔の見える木材での快適空間づくり事業

株式会社古川ちいきの総合研究所

事業計画

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実施概要

実施団体の説明
林業・国産材を起点に経営支援・地域づくり事業を実践する㈱古川ちいきの総合研究所。
森林組合、町内木工業者、高野山の大径木(ヒノキ)で中門再建を担った伝統建築集団、地元伝統工芸の高野組子細工職人を、これまで各自と個別に地域材振興の取り組みをしてきた(株)古川ちいきの総合研究所がとりまとめ、顔の見えるチームを結成した。
ブランド強化のパートナーとして、新進気鋭かつ地域材利用に造詣が深い若手デザイナー・設計士とも連携した。
 
プロジェクトメンバー
【林業・木材】地元森林組合
【建築】 尾上組
【伝統工芸】 工房福形、組子細工職人
【事務局・コーディネート】㈱古川ちいきの総合研究所
---連携---
【設計デザイン】近藤啓太デザイン事務所、伊藤立平建築設計事務所
---特別協力---
ワキサカデザインオフィス(㈱わのえ ※令和4年1月法人化)
高野山内真言宗寺院
 
事業の目的

高野山の森林から産出された「高野霊木」のブランド強化、新製品開発等を実施し、需要創出と木材の高付加価値化に取り組んだ。
 

事業内容・結果
①高野霊木のブランド強化&新製品開発
新進気鋭の若手住設デザイナー・設計士とともに、製品開発を実施した。※一部試作
 
【開発製品】
・高野の祈り:現代の暮らしに馴染むミニ仏壇、祈りのかたち ※試作
・洞の設え(ほらのしつらえ):高野山の世界観を表す衝立、仏具飾り棚
・高野霊木之箸 八葉の峰:高野山を指す8つの峰「八葉の峰」を表す箸 ※試作
・高野霊木之机:既存製品の展開およびブラッシュアップ 
・霊木三具足:通常は陶器や金属の仏具を高野霊木で製作 ※試作、検討継続
・高野霊木之棚:神棚として、寺社の御札置きとして ※素案試作、意匠検討継続
 
■高野の祈り■
高野霊木(高野杉)で製作した小さな祈りの場。場所を取らず、現代の暮らしの中に溶け込み、凛とした空間を作り上げる。高野の森林を想起させる奥深い山の風景を背景に描き、高野組子を意匠として取り入れている。先祖への想い、高野への想いを偲ぶものとして、引き棚には大切なものをしまうこともできる。
■洞の設え■
「洞の設え(ほらのしつらえ)」は、高野山の世界観を表す曼荼羅、三密をイメージした衝立であり、飾り物を引き立てる背景であるとともに生活空間の中でハレとケを切り替える役割を持つ”設え”でもある。航空宇宙工学者の三浦公亮が考案した「ミウラ折」をヒントに小さな木片を組み立てた本製品は、仏具を配置する格式のある場として設えたり、大切なものを飾る場として日常に溶け込むさりげない意匠にもなる、形状の可変性を有する。

②WEBサイトリニューアル https://koya-reiboku.com/
③ツアー動画制作配信

高野山(空海と森林)合計5本 
概略編/高野山駅、大門、伽藍編/徳川霊台、金剛峯寺編/奥の院編/講和編(中門再建等)
④ブランドブック制作
⑤協議会開催
【第1回】令和3年8月27日(金)「プロジェクト説明とスケジュール、製品開発体制」
【第2回】令和4年1月26日(水) 「プロジェクト報告/製品開発の今後/これからの動き 他」

 

事業実施により得られた効果

①デザイン×森林木材&高野山のストーリーによる高付加価値化
製品のデザイン性とブランド自体の強化により、付加価値をアップすることができた。
②高野山真言宗をベースとした高野霊木販路開拓の可能性
製品開発より、高野山真言宗寺院/信徒向けの販路にアプローチできる土台ができた。
③次世代マーケティング実践の基礎
「木材」「木工品」という単一面と「林業」「木材」=川上~川下の視点に、「空間」「人」「技」だけでなく「高野山真言宗」「弘法大師空海」も加えた総合的なブランド強化。
④高野山をはじめとした紀伊半島林業地等とのチーム化
高野山だけでなく吉野林業などとのコラボレーションによるさらなる付加価値化
⑤高野山森林ツアーの拡充
チームメンバーの解説で、高野山真言宗ストーリー性とともに川上~川下の学びが付加


 

今後の課題と次年度以降の計画

①配信動画のブラッシュアップとPR
配信動画に再度編集を加えブラッシュアップ、SNS等開設し広報フォローアップへ。
②安定供給/加工製作体制および販売体制構築
③開発途中の製品完成&価格設定と紀伊半島林業地とのコラボによる販促展開
④高野霊木製品購入への導線を取り入れた高野山ツアー実施
⑤高野山真言宗系列寺院/信徒の販路への製品販売
既存の高野山真言宗販路ネットワークを活用した製品販売に取り組む。