家具

平成26年度 木造住宅等地域材利用拡大事業

根尾の広葉樹活用プロジェクト連携協定

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実施概要

岐阜県は人工的に針葉樹を造林した人工林だけなく二次林も多く分布し、多種多様な木々を育成し活用できる環境にある。特に一大木工産地である飛騨地方の高山市は、それらの多種類の木の特性を見極め、適材適所に様々な製品に活用する技術やノウハウが蓄積された地域である。
岐阜県にも広く分布する広葉樹林は、元来日本の森に多く生育し、多くの動植物を育み、二酸化炭素の高い吸収や災害の防止といった環境保全機能に加え、四季折々の情景変化を楽しめることから、岐阜県にとっては産業資源になっていることに加え、国内外への観光資源としても重要な要素となっている。生態系豊かで多様な広葉樹の生育は、木の性質を活かして製造する元来の飛驒の木工技術にとって不可欠であるだけでなく、生物の多様性や環境保全の観点からも、育林し生産された木材をより有効に利用する必要がある。さらに広葉樹は良質な家具や小物を製作できることが知られ、国産広葉樹で製造された木製品に対する生活者の関心が近年増々高くなっている。
しかしながら、効率よく製材でき規格化しやすい針葉樹に比べ、広葉樹は径が揃いにくく、大きく湾曲した歪な形、複雑な樹形であるなどの理由から、活用範囲が狭いとされている。いわゆる規格外となった広葉樹は、家具等へ活用できる有用材であっても、樹種や状態に関わらず粉砕され、材料としては価値の低いパルプ原料へと処理される現状にある。
そこで本事業では、規格外とされた多くの広葉樹を有効活用することを目的に、木材生産者と木工製品生産者が連携することで、樹種や木質、大きさなどあらかじめ家具や木製小物等それぞれの製造に必要な木材規格を定めて規格外の材料を効率的に製材・乾燥・製品化利用できるシステムづくりを行い、これらの活動を消費者や消費者に近い業界、学会にアピールして国産広葉樹の材料化、商品開発・製造・サービス・消費者が一体となった「木材の6次産業化」という新しい仕組みを形成することを試みた。

得られた効果

1.規格外広葉樹を効率的に製材・乾燥、製品利用できるスキームとシステムの成功モデルを確立することができた。
2.このシステムで規格外広葉樹を使用した製品制作が可能であることが実証された。
3.生活者及び同業事業者への広報・啓発活動と、広葉樹の森の有効性、国産木材の有効利用による効果と森林整備に寄与することを訴求する機会と場が提供されたとともに消費者にとっても関心が高いことが示唆された。
4.規格外広葉樹という木資源を用いることで、環境負荷を押さえたモノづくりが可能であるという訴求ができるになるだけでなく、近年急速に高まる生活者の環境意識、安全性の業界基準に応えた製品づくりを実践すれば、海外からの安価な製品に対抗し得る付加価値を高めた製品、かつ品質重視の製品が提供できる可能性が考えられた。

今後の課題

①複数年における実験検証の必要性

本取組は前年度1年の当事者同士の準備期間ののち、本年度1年間だけの限定期間での実施であり、生産量や材料化の年次変動までは考慮できていない。規格外広葉樹の複数年の材料化実験を行い、年次変動の有無や規模、年単位の気象の影響などの把握は今後の課題である。

②周辺地域への本取組のノウハウの拡大の必要性

本取組は、根尾地域という限定した範囲での取組となったが、今後国産広葉樹の産業化、安定供給まで行うためには周辺地域もこの規格外広葉樹のノウハウや技術移転を行わなければならない。

③本事業の木資源生産他地域への拡大

本取組によって他地域の広葉樹を主体とした生産地でも関心が高く、ノウハウ等の技術移転や普及の手法の移転を望む声が多く寄せられた。本取組では地域の製造業の特性(本取組では木工家具の産地であることの利点)を整理して需要のある材料供給方法を林業関係者と結びついて確立したことが、国産広葉樹の有用範囲拡大の可能性につながった。
こうした手法を他地域への応用を図る試みを行うことで、国産広葉樹の国内産地全体としての取組につなげ、地域産業の活性化に寄与することが考えられる。

④消費者への訴求の継続の必要性

関心のもった消費者を継続的に情報発信するなどの仕組みづくりが必要である。例えばホームページによる発信は最も有効な手段の一つであり、折角の森林や林業の関心・理解を継続して国産材商品の消費にまでつなげるためには、普及活動の継続が重要である。

実施状況・結果

A.木材生産:規格外広葉樹の伐採〜搬出モデルの形成
A-1-1管理樹木の規格外広葉樹の抽出・伐採
実施状況

有限会社根尾開発とオークヴィレッジ株式会社は、保安林整備のため伐採された樹木の中より、今まで規格外とされていた樹木を現地にて確認し、その中より、新たに用材として活用可能な規格を作るため、2015年5月より9月に渡り、伐採・抽出作業試験及び考察を行い、互いに利用可能な木材規格を確認した。

  • 写真A-1-1(1)実施状況
  • 写真A-1-1(1)実施状況
  • 写真A-1-1(1)実施状況
実施結果
  • これまで規格外としていた材径18㎝材、曲がり率40%以上の材でも、形状、節、元木で、ねじれがないなど、特に、材種に依る所が利用可能であることを確認した。
  • 実施期間の6月より9月のいわゆる「夏切り」伐採材は、こと広葉樹において、顕著に虫食いやカビが発生しやすく、1等材の丸太でも、伐採集積地での滞留により虫が入り、パルプ材として仕分けていた。しかし、今回の試みで、メーカーの利用可能とする新たな用途規格に加えて、それら夏切材も迅速な運搬、製材と高い乾燥技術を施すことで、この時期にも用材として出荷できることが判った。これにより、今回の目的である規格外広葉樹の利用に加え、これまでの流通ルートでの滞留により損傷し、規格外となっていた丸太の利用をも三社協定のもとで利用可能にした。その結果、双方において選択肢が広がり、木材資源活用の価値が向上した。
  • 4等材であっても材径の歩留まりの良い、元口の大きい材は、利用可能であることを確認した。
課題点

伐採現場により抽出材が限られるため、集荷見積りが不安定であること。

A-1-2規格外広葉樹の運送作業
実施状況

2015年5月より9月に渡り同保安林伐採地において行った計7回の新たな用途規格を取り入れた伐採・抽出・作業試験と平行して、それぞれの時期における原木の運搬作業試験を行い、作業性、安全性、運搬コストの数値化、改善点を互いに確認した。

  • 写真A-1-2(1)実施状況
  • 写真A-1-2(1)実施状況
  • 写真A-1-2(1)実施状況
実施結果
  • 運搬の効率化を狙い、規格外広葉樹材の曲がりによりできる空間を押さえるため、トラック荷台の妻手方向に長さの収まるように、丸太の長さを2mに揃え、運搬を行った。
  • 材種の比重、曲がり具合、材径、を考慮し、手順や積載量を算段し、上記の積載方法で安全に運搬できるノウハウ形成を図った。
  • 材種の比重・曲がり具合、材径が、それぞれ違う割合の積荷の運搬を計7回行う事で、運搬コストの単価基準をつくった。
改善点
  • 伐採地で原木を貯めて、一度に運んで輸送コストを下げようと試みたが、伐採地での丸太の長期滞留により虫食い・カビが発生した。改善として4tトラック1台分の積載量の丸太が貯まる都度、素早く運搬することとした。
課題点
  • 運搬コスト削減。(案として、帰り便の空荷の利用などの情報活用など、なんらかの連携による方策)
  • 積み合わせの材種等は、伐採地により異なり、安全管理や搬出のタイミングなど、経験者の育成が必要。
B.製材・乾燥:規格外広葉樹の製材・乾燥技術の構築
B-1-1規格化検討作業

2015年5月より9月に渡り行った伐採・抽出・運搬作業試験と平行して、その時毎に、積み合わせた材種、径、曲がり具合、形状、節、時期による虫食いなどを考慮して評価単価を設定し、開発及び試作製品の用途にあわせた製材・乾燥試験と観察を株式会社カネモクにおいて行った。

  • 写真B-1-1(1)実施状況
実施結果
  • これまで規格外とされていた広葉樹の中から根尾開発とオークヴィレッジの間で基準となる新しい用途規格が生まれ、広葉樹の有用範囲が広まった。
  • 伐採現場での出材状況と現地原物確認、それらに呼応した商品開発の重要性を認識した。
  • 伐採現場での打合せにより定めた用途規格と、丸太素材活用の相場、及び輸送の安全と歩留まりを考慮すると、抽出される材が自ずと限定されることを確認した。
  • 虫食いやカビの発生しやすい時期に伐採された丸太が、迅速な搬出と製造規格に近い製材と発達した乾燥技術でパルプ材にならずに用材として利用可能であることを確認した。
  • 製造現場と素材生産現場との直の情報交換が、互いにコスト削減に繋がることを確認した。
課題点
  • 素材利用は、最終の製品に限定されるので、素材から発想した歩留まり良い商品開発が必要である。
  • 素材より乾燥用材にするまでの製造コストの削減、そのための原料調達ルートの開拓と技術開発が増々必要。
B-1-2効率的な制作用材への製材手法の確立

これまで、オークヴィレッジにおいて多種多様な樹種を扱ってきた経験を元に、生産試験を前提とした制作用材をつくることを目的として具体的な用途や量に落とし込むことで、効率化する製材試験を広葉樹製材専門の株式会社カネモクにおいて行った。

  • 写真B-1-2(1)実施状況
実施結果
  • これまで用材として流通されなかった規格外広葉樹が既存設備においてもメーカー管理で製品に沿った製材を直接行う事で、充分利用可能であることを確認した。
  • 木材生産者からの直接の集荷である小径材・曲がり材・夏切材という中量材を迅速に対応しながら、商品の中量ロット生産に合わせた製材が可能であることを確認した。
  • 現状の通常規格材の製材設備で製材した結果、曲がり材の製材は、樹皮剥き機にかけることができないためにノコ刃の耐用が低下する事や丸太の製材機への設置に手間取り約1.5倍の製材単価となった。
  • 日本農林規格外である材径24㎝未満材、曲がり規格40%以上の材、6月以降伐採の夏切材の製材歩留まりが、製造の用途規格に基づいた検尺により60%前後である結果を得た。
課題点
  • 曲がり材、小径材からの製材は、手間の割にその歩留まりから、厚み・巾・長さが極端に限定される。そのため、その中での価値の創出と速やかに製材~乾燥~生産~納品で付加価値をつくる体制が必要。
  • 曲がり材の製材には、熟練した製材職人による安全で的確な作業が求められる。その後継者育成。
  • 経験職である製材技術の要旨と木取り手順のマニュアル化
B-1-3効率的な人工乾燥手法の確立

生産試験を前提とした製品用材への効率的な製材試験を行い、夏季伐採材の天然乾燥による材料の質の低下を避けるため、製材後すぐに人工乾燥試験を株式会社カネモクにて行った。その結果、材種、製材寸法、伐採時期による材料の仕上がり具合を確認し、その後生産試験を行い、乾燥による加工性、歩留まり、塗装仕上がり、安全性やコストを算出確認した。

  • 写真B-1-3(1)実施状況
実施結果
  • ブナ・ミズメ・ホオ・サクラ・クリ・ナラ・カエデ・トチ・サワクルミ・カツラに対し、量の多い材種は、薄板17ミリ・27ミリ中厚板・45ミリ厚板と挽き分け、量の少ないものは、27ミリに揃えて製材し、すぐにカネモクにおいて人工乾燥試験を行った。その結果、含水率の高い生材からの人工乾燥スケジュールを試行し、ほぼ通常人工乾燥期間内で含水率8%以下、乾燥応力も残さず、乾燥による「落ち込み」などの材の大きな損傷もなく、伐採時期の違う計7回の乾燥試験において、すべて良好な乾燥材に仕上げられることを確認した。
  • ナラ45ミリ材、ブナ27ミリ材、36ミリ材、カエデ27ミリ材には、通常乾燥より、目減りと反り、縦方向のネジレがみられたが、ミズメ材は、36・27ミリ材共に目立った乾燥不良はなくネジレも少なかった。その他の比較的比重の軽いホオ・サクラ・トチ・サワクルミ・カツラ27ミリ材、36ミリに関しては、問題なくきれいに仕上がった。
  • 乾燥試験の結果より、今まで夏季伐採で損傷しやすい材種においても短期間での製材~乾燥で、用材として目処が立つことが判り、広葉樹の有用範囲が広がった。そのことで、木材生産者からの出材情報が、直に製造現場に反映できることが証明された。
  • 乾燥試験の結果より、時期により天然乾燥期間に発生する桟木箇所の変色のつきやすいブナなど、製材後すぐの人工乾燥により桟木跡のつかない材に仕上がることがわかった。
  • 乾燥後の用途規格に沿った検尺結果、丸太からの歩留まり、58%前後であることを確認した。
課題点
  • 夏季伐採材は、迅速な対応が必要なため、対応できる量が限られる、今後の夏季伐採材の集荷量が増えた場合の対応策。
  • 木材生産者と製造現場との情報交換の精度UP
  • 原価低減を目的として(伐採された時期や材種、製材寸、ラフ材か、木取り材かなど、)製材の状態により適切な乾燥手段を選択できる、環境と技術の構築。
B-1-4強度・比重測定

岐阜県生活技術研究機関において今回の伐採地における材種を製材・乾燥後に正確な強度・比重測定を行った。

実施結果
  • 乾燥スケジュールの精度の向上及びその使用製品における安全性の確保に必要な資料を取得した。
  • 根尾地区における伐採場所や樹種の違いによって違う含水量等を把握して、場所や広葉樹の樹種の違いによる乾燥スケジュールをマニュアル化・一般化するための資料を得ることができた。
  • 一般化することによって例えば割れない、強度の違いが判断する時間が短縮された。
  • 製品の特徴に応じて使う材料を選択する指標ができたため、より安全な製品にすることが可能になった。
C.加工/普及:製品化モデル開発と普及/啓発、そのための広報ツール開発
【製品化モデル開発】
C-1-1広葉樹材活用製品の消費者のニーズ調査

広葉樹材を用いた製品のニーズについて木製品を取り扱う店舗、雑誌編集社などにヒアリングを行った。また本取り組みの打ち出し方についてもアドバイスを受けた。

C-1-3 3Dモデリングを活用した提案試作高速化モデル構築
C-1-4多彩な広葉樹材を活かす高付加価値製品化のための生産・品質管理スキーム構築

客観的な視点からの助言を受けながら生産・管理スキームを構築することを目的として、北陸先端科学技術大学院大学知識化学研究科永井研究室(以下、JAIST)とオークヴィレッジ(株)制作部とで共同研究を行った。
JAISTは、まずオークヴィレッジ(株)の製品生産に関する基礎的情報を得るために、既存の生産・管理の状況を調査した。主な調査対象は、根尾材の製材および保管、プロパー製品の受注・部品調達・生産・梱包、特注品の見積・設計・生産である。
次に、スキームを検討する過程で、生産管理の業務停滞などのリスク軽減、効率向上、繁忙時対応力強化等を目的とし、メンバー間のインタビューによって、他者の担当業務への理解と関心、情報共有の幅を広げながら業務マニュアルを作っていく活動形態を考案した。これは、多彩な広葉樹材を活かす生産管理スキームを一般化し、生産管理業務メンバーの働き方の改善につながるものであり、同業他社へも転用可能なものである。プロトタイプとしての様式をJAISTから提案し、オークヴィレッジ(株)制作部が実施可能性等の評価を行い、業務への実装を検討した。

今後の課題は、本活動の成果を定着させ、継続するための仕組み作りである。具体的には例えば、定期的に新たな業務マニュアルの作成のためのインタビューや、既存マニュアル更新などの作業を行う機会の設置等が考えられる。

共同研究資料は資料編に添付

C-1-2製品化モデル案構築のためのイメージ図作成
C-1-5多彩な広葉樹材を製品化するための設計・試作

流通規格外ではあるが良質な根尾の広葉樹材を最大限活かせる製品の開発と規格外広葉樹を用いた大型の立体構造物の設計を行った。制作内容と制作物は以下の通り。

<制作内容>
立案コンセプトを元に用途や素材を吟味しイメージ図等で概略を作成。
強度や実際の生産を考慮しながら各部の寸法を検討、試作図面を作成。
試作図面を元に簡易的なモックアップを作成し、改善点を検討。
さらに設計・試作を進め、モニターテスト等を実施して安全性や使い勝手を検討。
大型立体構造物の構造検討、図面作成。
さらに改良を加え、根尾の広葉樹材を適材適所に用いた製品として発表。

<制作物>
以下の試作品の設計を行い、試作した。(図面は別添資料集に添付)

  1. ①コロボックス
  2. ②木馬
  3. ③階段状鍵盤台
  4. ④キュービック積木
  5. ⑤子ども椅子
  6. ⑥チェア
  7. ⑦広葉樹の大型オブジェ
  • コロボックスコロボックス
  • 木馬木馬
  • 階段状鍵盤台階段状鍵盤台
  • キュービック積木キュービック積木
  • 子ども椅子子ども椅子
  • チェアチェア
  • 広葉樹の大型オブジェ広葉樹の大型オブジェ
C-1-6規格外広葉樹の試作品における物性・耐性検査、安全基準であるST, CE基準の調査・試行取得

試作品だけでは試行取得できず本予算では実施できなかった。

【普及/啓発・広報ツール開発】
C-2-1本取り組みの普及のための広報企画立案

6月の試作品と本取組の発表展示会の情報をメディア上で拡散させることによって本取り組みを一般に広く普及/啓発することを目的として、本取り組みのプレスリリースを作成し、Webメディア・既存メディアに多数ニュース配信を行った。
その結果、Webメディアを中心に合計215件(154媒体)の当該記事が掲載された。また、Twitter 544件、Facebook 262件の掲載も誘発できた。

掲載メディア例
新聞社サイト (Asahi Shimbun Digital、SankeiBiz、ZAKZAK、財経新聞サイト など)
プロバイダーサイト (@nifty ビジネス、BIGLOBEニュース など)
ポータルサイト (Infoseekニュース、goo ビジネス EX、livedoor ニュース、exciteニュースなど)

  • 掲載メディア例
C-2-2〜5 同プロジェクト告知のためのWebサイト制作と情報発信、パンフレットの制作


主に一般の20代〜30代の女性、特に子育てをして次世代のための環境問題に関心をもつ方々をターゲットにしたWebサイトを制作した。規格外広葉樹を活用してできた製品を通じて生活者が森と繋がるストーリーブック仕立てのWEBページで視覚化を行い広く普及に勤めた。

<パンフレット作成>
次項にあげた製品化発表展示会場やイベント会場、オークヴィレッジ直営店等の店頭などでプロジェクト概要のパンフレットを配布し、本取り組みを広く普及/啓発するためにプロジェクト概要、連携協定詳細、プロジェクトの社会的貢献、山を森の貯蔵庫として捉えた新たな取り組み、現場の方のメッセージをまとめた四つ折りのパンフレットを作成、配布した。
加えて、製品化発表展示案内のDMにプロジェクト概要を記載し、会場にいらっしゃらない方にもプロジェクトの普及/啓発を目指した。

NeoWoodsパンフレット:2000部(当初1000部作成、増刷1000部)(別添、資料集に添付)
展示会DM:(<首都圏等にて事業/製品化発表会実施-1>にて配布)(別添、資料集に添付)

C-3-1〜2オークヴィレッジ高山「森の体験ワークショップ」のイベント企画・実施

<オークヴィレッジ高山での展示-1>
日時:2015年8月8日~16日 9:30~16:30
会場:オークヴィレッジ高山
内容:広く一般の方へ本取組みを普及するために、本取組みの説明および製品化に向けた試作品の展示を行った。また、「広葉樹のおもちゃ広場」キットを試作し、それらの体験コーナーを設置した。

<オークヴィレッジ高山での展示-2>
森の恵みと全国育樹祭
日時:2015年8月9日 13:00~16:00
会場:高山市民文化会館 大ホールホワイエ4区画
内容:高山市にて行われた全国育樹祭イベントにて、
広く一般の方へ本取組みを普及するために、本取組みの説明
および製品化に向けた試作品の展示を行った。

<オークヴィレッジ高山での展示-3>
日時:2015年10月30−31日 9:30~16:30
会場:オークヴィレッジ高山
内容:規格外広葉樹にて大型の造形物の制作実験を行い
   耐久性と訴求力を確かめた。また一般に公開し、
   規格外広葉樹の有効性の訴求を行った。

C-3-3首都圏等にて事業/製品化発表会実施

<首都圏等にて事業/製品化発表会実施-1>
日時:2015年6月19日~21日 11:00〜20:00
会場:東京・青山 スパイラルガーデン
来場者数:3日間延べ1,150名
内容:広く一般の方へ本取組みを普及するために、
本取組みの説明および規格外広葉樹を用いた試作品の
展示を行った。

<首都圏等にて事業/製品化発表会実施-2>
「場と間 vol.09」出展 出展者73社 来場者5,900名
日時:2015年10月7日~10日 
会場:東京タワーメディアセンター内
スターライズタワー5階
内容:本取組みの説明および製品に向けた試作品の
業者向けニーズおよび一般消費者向けニーズ調査を行った。

<首都圏等にて事業/製品化発表会実施-3>
「東京おもちゃ美術館おもちゃまつり」出展
  日時:2015年10月17日~18日 
会場:東京おもちゃ美術館
内容:広く一般の方へ本取組みを普及するために、
本取組みの説明および製品化に向けた試作品の展示を
行った。また、「広葉樹のおもちゃ広場」キットを試作し、消費者ニーズ調査を行った。

<首都圏等にて事業/製品化発表会実施-4>
日本インテリア学会 企業ブース出展
日時:2015年10月23日
会場:金沢勤労者プラザ
内容:インテリアに関する研究開発を行う方々への本取組の説明および規格外広葉樹で制作可能な試作品の例を提示し、本材料の活用の可能性を模索した。