住宅 四国

平成26年度 木造住宅等地域材利用拡大事業

一般社団法人愛媛県木材協会

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実施概要

愛媛県は、ヒノキの素材生産量全国第4位、製材品出荷量全国第7位など、全国でも有数の林産県となっている。

今後さらに豊富な森林資源の有効活用を図り、林業・木材加工業を振興するため、当事業により、当協会員も事業へ参画し共通認識のもとで、愛媛ブランド材「媛すぎ・媛ひのき」を核として、木造住宅のほか幅広い分野において地域材の利用拡大に資する各種事業を行った。

得られた効果

当事業で、松山空港ビルの展示物や南海放送のスタジオセット、RC造建築物の外壁、当協会事務所の内装、在来工法の構造躯体を整備するほか、各会員が自社製品のパンフレットの作成や新しい製品を地域材で試作し、配布・展示することで、木造住宅を含め多様な分野での地域材の利用拡大に向けた普及・PR活動を行い、マスコミにも取り上げられるなど波及効果が大であった。

また当事業への取り組みを通じて、地域材の利用拡大を実現するためには、利用方法の提案力やデザイン力、プレゼン力が必要であるとともに製品加工能力を向上させることが不可欠であることが認識できた。

主な事業内容と効果
  • ・松山空港ビル(年間280万人が利用)では、10月28日に関係者が参集し、展示物のお披露目式を大々的に開催。テレビニュース(NHK・民法)や新聞にも取り上げられるなど普及・PR効果が高かった。
  • ・南海放送においては、10月27日に引渡し式を行い、南海放送番組「ホット情報」のスタジオセットとして展示。当木材協会長が第1回目の情報提供者として取材を受け、11月2日に放送された。
  • ・林業会館外壁への木材展示は、会館利用者や通行者が関心を示しており、RC造の外壁への新しい木材使用方法として普及・PRできた。
  • ・在来工法の構造躯体をCLTや新しい床材を使って作成し、10月24日開催の「えひめ暮らしと住まいのフェア」(来場者6,839人)に展示。木造住宅の良さや新しい部材をPRし、好評を博した。
  • ・当木材協会事務所は林業会館の3Fに位置しているが、同フロアに大会議室があり、多くの会議参集者が当内装木質化を見学している。
  • ・愛媛県林業研究センターと連携し、ヒノキ内装材の製材加工や乾燥技術の検討を行い、新しい知見を得た。
  • ・地域材の普及・PR用品を作成し、展示とともに配布した。

今後の課題

多様な分野で地域材の利用拡大を図るためには、製品のデザイン等の提案力とプレゼンなどの営業力を強化し、多様な利用者へ積極的に働きかけるとともに、製品内容や設置場所に合わせて加工方法・加工精度を向上させることが今後の課題である。

次年度以降の計画として、当事業でデザイン・設計開発した製品等を活用し、効果的に地域材の普及・PRを行い、営業活動を継続するほか、建築関係業や公的試験機関とも連携し、木造住宅に関わる異業種との協力関係の構築や木材製品の加工技術の改善に取り組みたい。

記録写真

松山空港ビルでベンチとテーブルの展示

媛すぎ・媛ひのきのベンチとテーブルを、年間280万人が利用する松山空港ビルへ展示。愛媛県知事、空港関係者等を招いて、展示物のお披露目式を開催。愛媛新聞は展示物の作成状況と展示物の利用者の感想等を報道・NHKと南海放送はローカルニュースでオンエア。

松山空港ビルでベンチとテーブルの展示

南海放送スタジオセットの作成、展示

媛すぎ、媛ひのきで南海放送のローカル番組用(「ホット情報」)のスタジオセットを作成し、マスコミと連携して、県産材の普及・PRを図った。スタジオセット展示物の引渡し式を開催。「ホット情報」の1回目報道(11月2日)に当協会井関会長が出演。

南海放送スタジオセットの作成、展示

林業会館の外壁木質化

RC造建築物の外壁を防腐木材等により、被覆・装飾を行い、来訪者や往来者に対して、建築物外構への新しい木材利用方法を展示。林業会館は松山市の中心部にあり、3階と4階が有料の会議室となっているため、往来者や一般の利用者が多い。

林業会館の外壁木質化

在来工法の構造躯体の作成

木造住宅をPRする躯体をCLTや新しい床材を使って作成し、10月24日開催の「えひめ暮らしと住まいのフェア」(来場者6,839人)に展示。

在来工法の構造躯体の作成

地域材の普及・PR用品の作成

「媛すぎ」・「媛ひのき」のエンブレム(松山空港・南海放送スタジオセットに設置)、木製名札、コースターを作成し、普及・PRに活用

地域材の普及・PR用品の作成