和歌山県木造住宅生産体制強化推進協議会

平成27年度 地域材利用の木材関係者等への支援対策事業

和歌山県木造住宅生産体制強化推進協議会

実施概要

事業団体の説明
構成団体=和歌山県木材協同組合連合会・和歌山県森林組合連合会・(一社)和歌山県建築士会・(一社)和歌山県建築士事務所協会・(公社)日本建築家協会近畿支部和歌山地域会・(財)和歌山県建築住宅防災センター・和歌山建設労働組合 7団体
 
事業の目的
地域材(紀州材)を利用した木造住宅の普及を図るため、川上から川下が一体となって取組ことを目的とする。
 
事業の内容、事業結果
①展示施設整備
来場者が年間10万人を超える植物公園緑花センター内に、良質の紀州材を利用した展示施設を設置。設置から事業実施期間の10月31日まで、多くの来場者に関心をもって見学していただいた。
 
②地方紙によるPR
県内の有田市、御坊市、田辺市、新宮市で発行されている地方紙を利用して地域材のPRを行った。計13回掲載し、広く地域材(紀州材)をPRした。
 
③「地域材利用優良木造住宅内覧会」の実施
地域材(紀州材)を利用した住宅づくりを行っている工務店に対して、内覧会実施に要する経費の一部を助成することにより、一般消費者に地域材(紀州材)の良さをPRするとともに、地域材の需用を喚起した。 実施回数:23回
内覧会を開催した工務店の条件として、地域材(紀州材)を1棟あたり10㎥以上使用していることとした。
 
 
④Webによる地域材のPR
家族が快適に暮らす「紀州材の家」のPRを目的に、WEBムービー『おかえりなさい「紀州材の家」』を作成した。父親・母親・子どもとそれぞれの視点を通し、木の家の暮らしのイメージを感じ取ってもらえる構成で5パターン作成し、YouTubeを利用して配信した。

⑤パンフレットの作成
非住宅建築物および公共建築物等への地域材(紀州材)の活用事例として、オール地域材(紀州材)で建築された新庄小学校(田辺市)のパンフレットを作成し県内の各市町村教育委員会などに配布した。一般流通材で大規模な木造校舎を実現するための防耐火や構造計画でのさまざまな工夫を紹介した。
また、昨年度作成した、こだわりの無垢の木に住まう「紀州材で建てる家」を増刷した。
 
 
 
⑥展示会への出展
「住まいの耐震博覧会・木と住まいの大博覧会2016京都パルスプラザ」に出展、紀州材の「良さ」のPRを行うとともに、紀州材(スギ)内装材の関する印象評価調査を行った。

 ・紀州材(スギ)内装材に関する印象評価調査
  
 紀州材の多面的な利用を促進するため、目込みで美しいとされる紀州材(スギ)の特徴を活かした内装材の印象評価調査を実施。スギの「節有材」と「節無材(無地)」に数種類の表面加工(プレーナ加工・スリット加工・ウェーブ加工)を施した内装材を製作し、「節有材」と「節無材(無地)」を比較する形式による印象評価調査(アンケート調査)を行った。
 200名近くに調査を行った結果、柔らかい・親しみやすい・好きな・上品な・くつろいだ・落ち着きのある・若々しい・調和した・現代的なといった印象は「節無材(無地)」を選択する傾向があり、「節有材」は自然な印象を選択する傾向があった。
 また、表面加工については、年代・性別等で差がでてくるが表面加工を行うことで「節有」の評価を高める効果あると推察できた。
ブースの様子 印象評価調査の様子
 

事業実施により得られた効果

展示施設への見学者への説明、地方紙を利用して地域材の良さを解り易く解説、新築小学校の木造校舎のパンフレットによる教育環境の良さの発信、展示会への出展による地域材の良さのPRを行うことにより、消費者に対し地域材(紀州材)の「良さ」の普及を図ることができた。
 

今後の課題と次年度以降の計画

今後も、地域材の「良さ」の普及活動を通じて、木造住宅の振興に努める考えであるが、財源の確保に不安定さがある。